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■最新のカラーマネージメント |
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当社名刺出力で使用している富士フィルム社Versant180iは、色を決定する4要素である・トナー色再現・色変換コントローラー/ドライバー・プロファイル生成・キャリブレーションのすべてを、同社の先進技術によりトータルにカバーし、高精度な色再現を可能にした最新鋭オンデマンド出力機です。
当社では、出力機Versant180iのキャリブレーション管理はもちろんのこと、ディスプレイも測色機にてキャリブレーション調整を行い、トータルなカラーマネジメントを行っております。
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■カラープロファイル |
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当社では、オフセット印刷で標準的なCMYKプロファイル「Japan Color 2001 Coated」を標準CMYKプロファイルとして使用。一般的なコート紙へのオフセット印刷をシミュレーションした色を再現しています。(他のICCプロファイルでの出力についてはお問い合わせ下さい)
意図した色を実現するためにも、お客様の環境においても正確なカラー管理を行うことをおすすめいたします。特に、プリンタ(CMYK)プロファイルには、「Japan Color 2001 Coated」をご使用いただくことを強く推奨いたします。それ以外のプロファイルが埋め込みされていた場合、特にご指定がない場合はプロファイルを破棄(無視)した上で出力時に「Japan Color 2001 Coated」にて出力いたします。
代表的なアプリケーションにおける推奨設定は以下の通りです。それ以外については各アプリケーションのマニュアル等でご確認下さい。 |
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●Adobe Illustrator Ver.8・Ver.10・CS2
●Adobe Photoshop Ver.5・Ver.7・CS2
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入稿データはCMYKモード又はグレースケールにて作成いただくのが基本ですが、誤ってRGBにて入稿された場合も出力は可能です。しかしながら、RGB色空間とCMYK色空間では再現する色域(色空間)が異なる為(一般にRGBの方が色の再現域が広く、CMYKに変換した際に、特に高彩度な明るい色がくすんでしまう)予期しない色が出力される場合がございます。また、RGBの代表的なプロファイル「sRGB」「Adobe RGB」間での再現域の違いによる色の変化など、高度な管理が必要となります。
RGB画像については、基本的にチェックを行いませんので、意図せずRGB画像をデータに使用したために発生したクレームは対応いたしかねますので、ご注意下さい。【チェック項目が増えますと、納期やコストに影響するのと、RGBでも出力が可能であることから、RGBチェックを行いません。ご理解ご協力をお願いいたします。】
RGB画像からの出力時はプロファイル埋め込みの有無を問わず「Adobe RGB」からの画像変換を行いますので、意図してRGB画像にて入稿される場合は、必ず「Adobe RGB」に変換した画像をご使用下さい。【多くのデジカメやWEB上ではsRGBが主流となっておりますが、当社ではプロユースでの入稿をメインとしておりますので、あえて「Adobe RGB」を選択いたしました。個別に埋め込みプロファイルを使用することも可能ではあるのですが生産効率を考えると工数が増え、コスト上昇が避けられなくなるため、一律に統一いたしております。ご理解ご協力をお願いいたします。】
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一般的なプリンタ出力では、オフセット印刷におけるオーバープリントは再現されませんが、DCP700では、オーバープリントのシミュレーションが可能となっておりますので、当社では、オフセット印刷を再現する為に、オーバープリントを再現する設定にて出力を行っております。出力の結果が予期できない場合はオーバープリントの設定はなされないようお願いいたします。
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一般的なオンデマンド機では、トナー定着オイルによるテカリがあり、ベタ色や画像面積が多いデータでは不自然な出力となる場合がありました。(場合によっては、テカリがあるほうがキレイに見えますが)DCP700では、オイルレス出力により、テカリがほとんどないマットでおちついた風合いの出力と、テカリを少し加えた出力が選択できるようになっており、標準紙による出力には、テカリが少なくなる設定で、キャストコート紙(コート面)による出力はテカリが(若干)多くなる設定で出力いたします。
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現状において50%以下の墨アミを広範囲に使用いたしますと、ムラが目立つ可能性がございます。また、CMYKプロセス印刷の為、オフセット特色印刷のような色再現につきましては原理的に求められませんのでご理解の上、ご入稿下さい。
また、ベタアミを広範囲に使用されますと、色によりムラが発生したり、用紙ごとに色差が発生する場合がございますので、シビアな再現を求められる場合は予めご連絡いただくことをお勧めいたします。当社では可能な範囲内で刷り直しや調整を行いますが、それ以上の責は負いかねますので予めご了承ください。
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